PURE PILS

用語集

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ここでは、本ホームページで記載されています専門用語ならびに関連する用語について解説いたします。

あ行

液状化

地下水位以下にある緩い砂が地震力を受けると、土粒子のかみ合わせがはずれ、過剰間隙水圧が発生することで土粒子間の力(有効応力)が減少してせん断強さを失い、土粒子が水に浮いた状態、すなわち液体状になる現象。

か行

建築技術性能証明

一般財団法人日本建築総合試験所が実施している審査事業で、新しく開発された建築技術の性能を証明するもの。ピュアパイル工法は、2012年2月に性能証明(GBRC第11-28号)を取得しています。

混和剤

コンクリートの流動性を向上させたり、凝結・硬化時間を調整したりする薬剤。それ自体の容積がコンクリートなどの練上り容積に参入される「混和材」とは異なり、使用量が少なく一般的にセメントに対する重量比で5%以内程度とされています。ピュアパイル工法では、セメントミルクのブリーディング(セメントと水の分離現象)を抑制するため、特殊混和剤「PPパウダー」を現場条件に応じてセメントに対して0.5~4%程度添加し使用します。なお、PPパウダーは、化学的に安定した無機化合物で、人体に対しても無害です。

さ行

載荷試験

地盤中に築造した補強体の支持力特性を計測する試験。特に、鉛直上向きの支持力を計測するための試験を押込み試験といいます。築造した補強体の上に実荷重を載荷したり、反力装置と油圧ジャッキにより段階的に荷重をかけることで、荷重と変位量から支持力特性値を導くための試験です。

残土

特に、柱状改良工法ではセメントミルク注入相当量の残土が排出されます。セメントが混ざった大量の土は、産業廃棄物として場外処分が必要となる場合が多くあります。産業廃棄物は、ビルの建設工事や工場で製品を生産するなどの事業活動に伴って生じた廃棄物で、廃棄物処理法では建設工事におけるセメントくずの他にも、燃え殻、汚泥、廃プラスチック類など20種類が指定されています。ピュアパイル工法では、このような産業廃棄物はほとんど排出されません。

支持力

地盤補強材が建物などの荷重を支持する力のこと。載荷試験データから得られる特性値により、工法毎に支持力算定式を定めています。

地盤補強工法

表層地盤改良、柱状地盤改良、小口径鋼管、小口径既製コンクリートパイルなどがあり、建物を安全に支えるために地盤を補強・改良する工事。

施工管理装置

地盤補強工事において施工中に掘削装置の深度や速度、回転数などを監視し、一連の施工動作を記録しておくことができる装置。一般的には施工機の操縦室に設置されており、オペレータがリアルタイムに監視しながら施工機を操作することで、所定の品質を満足させる施工が可能となります。ピュアパイル工法の施工にも必ず施工管理装置が搭載された施工機を使用します。

セメントミルク

一般的にポルトランドに代表されるセメント材料と練混ぜ水を混ぜ合わせて作る液状のもので、セメントスラリーとも呼ばれます。ピュアパイル工法で用いる場合には特殊混和剤「PPパウダー」を添加します。混練後数時間程度で硬化が始まり、最終的には建物を支えるのに十分な強度が発現します。

た行

柱状地盤改良工法(ソイルセメントコラム工法)

現在、最も普及している地盤補強工法の一つで、原位置土とセメントスラリーを攪拌混合してソイルセメントの柱状の改良体を築造する工法です。

柱体

ピュアパイル工法で築造するセメントミルクによる柱状の固化体で、「置換柱体」ともいいます。

は行

ピュアパイル(PP)工法普及振興会

(株)JBサポートと(株)テノックスの2社が運営するピュアパイル工法の普及、技術の向上ならびに品質の維持を目的として設立された協会。ピュアパイル工法を施工する認定施工会社に対しては研修会や現場検査を実施し、また、ユーザー様に対しては工法の説明やその地域の認定施工会社の紹介を行っています。

腐植土

分解または未分解の状態の植物を多く含む土で、湿地、森林などの地表近くに多く存在します。水や空気を大量に含んでおり圧縮しやすいため、住宅を建てる場合は何かしらの地盤補強が必要となります。腐植土地盤は柱状地盤改良工法では固化が難しいとされています。

ら行

六価クロム

Cr6+を含む化合物の総称。土壌環境基準では、0.05mg/ℓ以下(平成3年環境省告示第46号の試験方法による検定濃度)と定められています。